海外旅行に行きたい!! 日本を出て海外に、行ってみたいけどやっぱりちょっと怖くて・・・。 そんな方々にも安心で、楽しく海外旅行をするためのHPです。 初心者でも行けるように、そして楽しめるように海外旅行の体験談・経験談やおすすめの語学学習法などをふんだんに書いています。 |
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とらべるアジアン〔HOME〕 > 〔海外旅行記〕 > Part1-Vol.1 遅れて目立った出港式 | ||
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あれは確か高校生のときだった。 当時、公立の学校で募集していた、中国との交流のためのプチ留学みたいなものがあり、どんなきっかけか理由なのかは覚えていないのだがそれに申し込んだ。 僕が通っていた学校でも何人か応募があったと思うのだが、なぜか僕が行けることになった。 嬉しさ半分、恐怖が半分ありつつもやっぱり外国にいけることに興奮とワクワクをおぼえた。 ただし、国の代表として中国に行き、向こうの学生たちと国際交流をするのだからそれは大変だ。確か、幾日かの研修があり、船内(船で行った)でも簡単な中国語の勉強と教育がなされる。 ほとんどただ同然で行くのだからそれは否めないだろう。 そして、その興奮と緊張の入り混じったどきどきとワクワクを抱えながらいよいよ出発の日となった。 私は何かのイベントごとの日はなぜか早く起きてしまう。その日も案の定早く起き、朝食を食べ準備をしていた。 その日は日曜日か何かで父が仕事が休みのために、車で送ってもらえることになっていた。興奮と心配で僕は父に 「まだ出ないの?」「間に合う、大丈夫?」 などど何回も聞いていた。けれども、父は 「○○港までは□分ぐらいだからまだ大丈夫だよ」 と言っていた。当時車を持っていなかった私はそうなのかと納得し、待つことしばらく。 そして、ついに港へ向かうことに!も〜楽しみだ! それからしばらく時間が経ち、港へ向かう途中に父がボソッと言った。 「んー、混んでるな〜」 私は嫌な予感がした・・・。 どうやら渋滞にはまったらしい。私は時計とにらめっこしながら父に 「大丈夫? 間に合う?」 などと聞いた。最初は大丈夫、間に合うよと言っていた父が、しばらく後に 「やっぱり間に合わない。電車で行け!」 !? え〜、だから言ったでしょう。と思いながらも遅刻してはいけないと思い、猛ダッシュで駅まで行き電車に乗った。 電車から降り、急ぎ早で集合場所に行くと、なんともう出港式が始まっていた。 ぜいぜいする私を何百人もの人たちがいっせいに振り返る。あの時は恥ずかしさと、安心感とでいっぱいいっぱいだ。 同じ班の仲間には笑われながら、ほっとされながらできつい自己紹介となった。 まあ、何はともあれ無事に行けたことには胸をなでおろした。 余談だが、出発間際に生演奏で岡本真夜さんのtomorrowは一生涯忘れられないだろう。 日本を離れるという状況での精一杯の応援歌となり、感動を胸に船に乗り込んだのだが・・・ つづく |
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